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2012年4月 7日 (土)

アメリカのハワイ領有は違法である――ハワイ王国の独立を承認せよ!

 ハワイは「アメリカ領」というのが現在の「常識」となっている。だが、果たして、この「常識」は正しいのだろうか?

 というのも、ハワイ王国は今でも「独立国」として認められるべきではないのか、と思われるあるからだ。こういうと私が「反米派」ではないかと思われるかもしれないが、私の言うことは「法律は既成事実に優先する」という「法治国家」の原則を「国際法」に適応した際、まさに「必然」のことと言えるからである。


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布哇王国の歴史

 ハワイ王国はカメハメハ一世によって建国された。日本で言う江戸時代で、それほど昔のことではない。カメハメハ一世はハワイ島の部族のうちの一つの王の家に生まれていた。ハワイ島、オアフ島、などなど八つの島を統一して「ハワイ王国」ができた。漢字表記では「布哇王国」である。尚、ハワイ語では「ハワイッイ」に近い音でになるが、英語では「hawaii」で発音は「ハワイ」に近い。

 ハワイはカメハメハ三世のときに憲法を制定するが、 其れには欧米人の意向が強かった。カメハメハ五世は病死し、憲法に基づいてハワイ王国の国王は議会で選出されることになった。カメハメハの家に適当な男子はいなかったものの、女性が部族の長に立つこともあったハワイでは、カメハメハ家の女性が国王に立候補した。だが、議会はアメリカやイギリス、フランスの圧力に屈して、特にアメリカの傀儡色の強いルナ・リロを国王に任命した。

 ところが、この傀儡政権は間もなく崩壊し、カラカウア一世が国王となる。

デービッド=カラカウア1世 ワイ王国・カメハメハ王朝第7代の王(在位 1874-1891)。カメハメハ王朝は5代で直系が断絶、第6代に王族のルナリオが王国議会で選出された。しかし、ルナリオ王も在位僅か2年で死去し、再び王国議会で国王が選出された。この時、選出されたのが、やはり王族に連なるデービッド・カラカウアであった。彼は、世界旅行の途次、日本に立ち寄り、日本最初の国賓(国家元首)として、明治天皇と会談した。即位当初より、アメリカと在ハワイ米国人による政経両面に渡る圧力に悩まされ、晩年はアルコール中毒にかかり、失意の内に死去した。(帝国電網省、より)


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カラカウア王の「アジア連合」構想

  詳しくは「カラカウア王の提案~~幻に終わった日本・ハワイ連邦」(帝国電網省)で竹下先生が述べられている通りだが、カラカウア王は日本を訪問し、日本を中心とした「アジア連合」構想を明治天皇に提案する。これは随行したアメリカ人の目を盗んで行われたもので、カラカウア王を「優柔不断な暗君」とみていた随行のアメリカ人の不意を打つ形となった。

 その計画は失敗したものの、カラカウア王は多量の日系移民を誘致し、また日本やアジアの諸外国とも友好関係を結んだ。 それはのちにハワイの発展の伏線となる。さらにカラカウア王は今度はサモアのポリネシア諸国とも連合を試みたが、実現寸前にカリフォルニアで変死した。

 その後、カラカウア二世が即位する。しかし、アメリカはこのカラカウア王朝に露骨な圧力をかけ、すでにイギリスやフランスがハワイの独立を認めたにもかかわらず、ハワイを保護国と主張。カラカウア一世には真珠湾の租借を認めさせ、カラカウア二世には在ハワイアメリカ人にハワイ王国議会の参政権を認めさせ、さらに『銃口憲法』を制定して強制的に事実上アメリカ人しか選挙権を持たない制度を認めさせた

 さらに、アメリカ側は「布哇革命」を決行し、カラカウア二世を幽閉して「ハワイ共和国」を建国した。これに対して、かつてからカラカウア王朝と深い関係のあった大日本帝国は、東郷平八郎に巡洋艦二隻を派遣させ、「在留邦人保護」を名目に、真珠湾のアメリカの戦艦の横に錨を下して王国側と交渉した。そして、共和国側との対話は一切拒絶した。

 その翌年、再び東郷艦隊はハワイにやってきて、共和国側の「革命一周年の礼砲を打ってくれ」という要請に対し、東郷は「その必要はない」と拒絶した。このあまりにも明快な態度にアメリカでは「黄禍論」が広まり、「イギリスと日本がアメリカに攻めてくる」といった恐怖が広まった。


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アメリカが違法と認めたハワイ併合

 さて、アメリカはハワイ共和国の大統領を「アメリカ合衆国ハワイ準州知事」に任命してハワイを併合したわけですが、これについてはアメリカの連邦議会が「違法であった」と認めています。当然のことながら「違法な併合」は「無効」です。ですから、ハワイはアメリカから独立すべきなのです。

 まだこの問題について言いたいことはたくさんありますが、今日はこれだけにしておきます。ハワイは戦後、日系人やハワイ先住民たちによって「独立運動」が行われました。まさにカラカウア王の戦略通りになったわけですが、現在では日系人の帰属意識が薄まり、またハワイ人の「ホームレス」(とは言っても、土地の概念のないハワイ人にとってはそれが自然だったのだが…)の強制排除や、独立運動家と州政府との対立もあり、さらにオバマ大統領がハワイ出身ということもあって――もしハワイが独立すればオバマ大統領は大統領の資格を失う――ハワイ独立運動は下火になっているのが現状です。


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コメント

はじめまして。

実は、私はハワイ州マウイ島在住です。4年前に、ハワイ独立運動グループの会議に招待された事があります。その時の、情報ですので、ご参考になれば幸いです。
なお、日野様の言われていることは、まったく正当ですし、ハワイは米国から独立すべき歴史的な根拠があるとおもいます。下記にリンクを貼らせていただきました。
http://www.hawaiimixi.com/index.php/information-about-hawaii/hawaii-history-culture

宜しくお願いします。

halera こと、Aki'RA Yashiro

haleraさん、ありがとうございます。宜しくお願いします。

もし、ハワイの併合が合法的でないとしたら、合法的な領土というのは、どこのことなのでしょうか。
私の住む地方も、神代の昔に大和朝廷に武力で併合された土地なんですけど。

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