香港の学生運動に思う
日本では、香港の「雨傘学生運動」について、非常に偏った報道しか、されていない。
恰(あたか)も、「中国政府の独裁統治に対して、香港の学生が民主化を求めて立ち上がった」かのような目線で、報道している。
しかし、ちょっと、待っていただきたい。
今年の香港特別行政区立法会選挙では、香港の急進的な独立派である「本土派」が、3人も当選している。
もしも、本当に中国が、香港で独裁政治を行っているのであるならば、本土派の人間は、当選はおろか、立候補すら、できなかったはずである。
香港では、立法会においては、一部ではあるものの、直接選挙制度が施行されている。
実は、香港は、イギリス統治時代から選挙制度がなかなか導入されず、直接選挙導入は、中国に返還される直前の、1991年になってからであった。
中国政府は、2017年からの香港行政長官の直接選挙導入も提案していた。しかし、雨傘運動の学生たちは、選挙制度の改革が不十分だとしてそれを拒否し、逆に、間接選挙のままの古い制度が残ることと、なってしまった。
本当に、これでいいのであろうか?
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