中国の「捏造された脅威」
私のブログの読者の中にも、安倍政権の煽っている「中国の脅威」等ということを信じている人がいると思います。
そもそも、本当に中国が攻めてきたら、『領域警備法案』を廃案にした安倍政権に対処できるわけがない(「戦争参加法制」はアメリカの侵略戦争に参加するための法律)のですが、それはおいて置きましょう。(笑)
さて、「中国の脅威」というと、多くの皆様は、尖閣諸島と東シナ海を連想されると思います。
しかし、これは、「捏造された脅威」です。そう断言できるだけの根拠を挙げます。
①尖閣諸島
そもそも、尖閣諸島が日本固有の領土である、という今の日本政府の主張には、明らかに無理があります。
日本政府が尖閣諸島の領有権を主張したのは、明治になってからです。一方、遅くとも16世紀から尖閣諸島は台湾の漁民によって使用されており、満州族の国である清は台湾の一部として尖閣諸島を領有していました。
私は台湾が中国の一部であるとは考えないので、尖閣諸島が中国の一部であるとは思いませんが、歴史的経緯からすると日本よりも中国の方が筋が通っています。
にもかかわらず、中国政府は尖閣の問題に抑制的で、沖縄返還と日中国交正常化の際には外交カードとして尖閣問題を用いましたが、その二つの例外を除くと、中国側が尖閣問題で強硬な姿勢に出たことは、一切、ありません。
よく誤解されているのが「尖閣諸島中国漁船衝突事件」ですが、あれは実は日本側が仕掛けたものです。このことについては、また別の機会に述べます。
②東シナ海ガス田
中国が東シナ海でガス田採掘を行っていることを以て「中国の脅威だ!」と、騒ぐに至っては、まさに「火のないところで煙を立てる」が如き暴論です。
いいですか、中国は「日本側の主張する」日中中間線よりも、中国側でしか、採掘していないのですよ?
中国に言わせれば、尖閣諸島が日本領であることを前提に、日本が一方的に引いてきた境界線よりも、さらに中国側で採掘しているわけですから、最大限の譲歩をしているわけです。
にもかかわらず、日本はそれに感謝するどころか、勝手にイチャモンを付けているわけです。
正直言って、日本の主張の方が、中国よりも問題ですよ?
だって、中国は「ここは中国の経済水域だが、日本との係争地であるため、採掘『しない』」と言っているのに対して、日本は「確かにそこは中国の経済水域だが、採掘『するな』」という、極めて理不尽な主張をしているのですから。
さて、「中国の脅威」と言いますと、こんな「捏造された脅威」なんかより、もっと恐ろしいものがあります。
それは、安倍政権の「移民受け入れ計画」です。
既に、安倍政権は入管法を改悪して、三年間日本に住めば、法務省が「高度人材」に認定すると永住権を取得できるようにしました。「高度人材」と言っても、過去には中国人の風俗嬢が「高度人材」に認定された件がありますので、これは、事実上の移民受け入れの前段階とみるべきでしょう。
内閣府は、「年間移民20万人を受け入れれば、人口1億人を維持できる」と言っていますが、その前に、年間20万人の胎児が経済的理由で殺されているのですから、まず、育児支援の拡充が先でしょう。にもかかわらず、安倍政権は育児支援にあまりにも消極的です。
その上で、中国人の風俗嬢に永住権を与えたり、移民受け入れを検討したりしているのですから、安倍政権が如何に「亡国の政権」であるかが、お解りかと思います。
先述の「捏造された脅威」等より、安倍政権の政策によって「日本中が中国人移民で埋め尽くされる」将来の方が、はるかに「脅威」ではないか、と思うのですが、どうでしょうか?
生長の家のとある地方講師の方が、私達の秘密グループのFBで次のようなコメントされていました。
また中国批判も彼らは例によってお得意である。中国が泥棒国家であり、いかにひどい国であるか南沙諸島の問題や何かで散々に盛り上がる。中国は南沙諸島は遅れて開発に乗り込んだのであり中国以上にフィリピンなどの方がよほど開発を行っている。そして中国はそれらの国々と問題が起こったらそれを平和的な話し合いで解決して行こうという方針だがそんな事は日本のマスコミは一切伝えないのでそうした親父達は全く知らない。
まさに、正論であると思います。
皆様には、守旧派マスコミの偏向報道に騙されず、真実を知っていただきたい、と思います。
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