竹島の日に思う
今日は竹島の日である。
平成24年の衆議院選挙で、安倍自民党は政府主催の竹島の日式典を公約にして圧勝した。
だが、選挙期間中は「公約にはできることしか書かない」と言っていた安倍晋三は、選挙後、まだ総理大臣にも任命されていない段階でその公約を破棄したのである。
彼から5年の月日が流れた。
今年も、「竹島の日」の式典は開催されている。
だが、政府はそれを「主催」するどころか、お茶を濁すように政務官を派遣するにとどまっている。
「竹島問題」というのは、はるか古代から存在した。
かつては、鬱陵島のことを「竹島」といい、今の竹島は「松島」と言った。
鬱陵島は元々日本の領土であったが、新羅や女真の海賊が漁業資源を求めてやってきていたのだ。
江戸時代、親韓派の徳川綱吉の命によって、竹島(今の鬱陵島)を朝鮮に割譲することが決まった。
だが、韓国政府は戦後になり、鬱陵島だけには飽き足らず、竹島(かつての松島)をもわがものとしようとしたのである。
領土問題自体は、どこの国にもある。領土紛争がありながら仲良くしている国もある。
実相の韓国は「檀君の国」であり、檀君は偉大な君主であったと伝えられている。
日韓両国の実相が顕現するに従い、このような問題も解決するであろう。
近年日韓関係が悪化している背景には、竹島周辺の海底資源の存在がある。
海底資源の奪い合い――これは、人類がいつまでも古い唯物論文明の業に従っているからである。
日韓両国が自然エネルギーの開発にいそしめば、このような問題もいずれ解決するであろう。
「海底資源の共同開発」等というのは、姑息な(一時しのぎの)手段に過ぎない。
領土問題では、言うべきことはきちんと言い、より本質的な問題(エネルギー問題、新しい文明の構築)についても話し合うべきである。
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