民進党代表選について: 日野の一応公式ブログ

　民進党代表選で、最大野党の党員たちが前原誠司氏と枝野幸男氏、いずれを選択するかが問われている。

　意外に思われるかもしれないが、私はここで前原誠司氏の代表就任を望むことを公言させていただく。

　マスコミやネットでの世論操作で「前原＝親自民」「枝野＝反自民」という色分けをしている人間が多いが、話はそう単純ではない。

　民進党、旧民主党はどうして国民の支持を失ったのか、を直視する必要がある。

　まず、民主党・民進党の歴代代表と選挙の関係を見てみよう。

鳩山由紀夫　平成21年、衆院選圧勝

菅直人　平成22年、参院選敗北

野田佳彦　平成24年、衆院選惨敗

海江田万里　平成26年、衆院選議席微増

岡田克也　平成28年、参院選敗北

蓮舫　平成29年、都議会選惨敗

　これをみると、まず、選挙で惨敗した野田佳彦と蓮舫が国民の支持を受けていないことは明白である。

　平成22年と平成28年の参院選については、前者は小沢派の谷亮子が人気を得、後者は小沢一郎主導の野党共闘もあり、いずれも「惨敗」とは言えない状況であったが、その小沢一郎を民主党から追い出したのが、菅直人と岡田克也、そして、野田佳彦に蓮舫だということを考えると、やはり、国民はこの四人を支持していないのである。

　つまり、民進党が国民の支持を取り戻すためには

「菅直人――野田佳彦――岡田克也――蓮舫」路線

からの「訣別」が、必須なのだ。

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　そして、この

「菅直人――野田佳彦――岡田克也――蓮舫」路線

の政治家たちは、消費税増税のために自民党や公明党と連携した勢力でもある。

　つまり、「菅直人――野田佳彦――岡田克也――蓮舫」路線の正体は

「自民党の補完勢力」路線

である。

　それも、当時の谷垣禎一が自民党左派の人間であることを勘案すると、

「自民党左派の別働隊」路線

である、とすら言える。

　では、前原誠司と枝野幸男はこの「自民党左派の別働隊」路線に属する政治家なのか、冷静に見てみよう。

　二人とも、菅直人・野田佳彦を支持したグループの人間だ。

　しかし、だ。

　現在では、前原誠司は小沢一郎ともよりを戻して「自民党の補完勢力」路線から脱却している。（前原氏の推薦人には小沢系の議員も多い。）

　一方、枝野幸男は菅直人が推薦人に名を連ねていることでもわかるように、明確に

「自民党左派の別働隊」路線

に立つ人間である。

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　この、枝野幸男の立場である

「自民党左派の別働隊」路線の維持

を端的に言えば、

「蓮舫代表・野田佳彦幹事長・菅直人最高顧問」体制の後継

であり、要するに

連合重視＝原発容認・日教組優遇

左翼路線＝保守層の離反→安倍政権の間接的支援

排他主義＝野党の分裂→安倍政権の間接的支援

公約軽視＝形だけの政権批判→安倍政権の間接的支援

ということになる。

　だからこそ、私は枝野幸男が民進党代表になることを歓迎できない。

　民進党代表に前原誠司が就任し、前原民進党と小沢自由党の連携が実現することが、今の時点ではベターである、としか言いようがない。

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一、全ての人間を神の子として祝福礼拝し、縁ある皆様に法愛の精神で接して周囲を和顔愛語讃嘆で満たします。

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