肉食と植物食の根本的な違い――家畜産業と国際平和は両立しない
Twitter上でヴィーガンの方のアカウントに
「動物にも命があるというが、植物にも命があるではないか。どうして肉食がいけないのだ、命を頂くのは動物食でも植物食でも変わりはない。」
という内容のリプを送る人を多く見かけました。
彼らの中には家畜産業に雇われたネット工作員のようなものもいるのですが、中には本気で動物食も植物食も命を奪うことには変わりない、と思っている人もいるのかもしれません。
というのも、私も菜食を始めた当初は似たような考えを持っていたことがあるからです。
今では生長の家初代総裁谷口雅春先生の『心と食物と人相と』を読ませていただきそのような迷いはなくなりましたが、宗教家の書いた本を論拠に主張すると一部の宗教の信者だけの特殊な主教と思われる恐れもあります。
なので、今日のブログでは雅春先生の本からも引用しつつ、肉食と植物食の違いについて科学的・論理的な知見も加えて説明しようと思います。
まず、肉食は国際平和を実現する上での障壁です。
仏教は因果を説き、殺生を十不善の第一戒においているのであります。そして原因あれば結果は循環してくることを説くのが仏教であります。殺す者は殺されるのであります。人類が動物食を続行し、殺生という悪徳の上に人類だけが繁栄をしようと思って、いくら平和論を説いても、それは自己の殺生欲をくらますごまかしにすぎないのであります。
平和論をなすもの、本当に平和を欲するならば、肉食という殺生食をやめる事から始めなければならないのであります。(谷口雅春先生『心と食物と人相と』p47~48)
これは雅春先生の宗教的直観による予言でありますが、今現に気候変動や食糧危機の原因に肉食があることは私もこのブログで採算取り上げましたし、多くの方が主張されています。
やはり因果眩ますこと能わず、であって気候変動や食糧危機が国際平和を阻害していることは明白であり、「肉食をしている限り国際平和は来ない」という話は昔は単なる一宗教家の主張で終わっていたのかもしれませんが、今ではそれが現実化してしまっています。
それはどういうことかというと、もはや肉食は宗教とか道徳の次元を超えて国際政治のレベルの話になっている、ということです。
さて、では「植物食と動物食に一体何の違いがあるのか、植物だって生きているではないか!」という主張にはどう反論すべきでしょうか?
この類の質問は雅春先生の下にも届いていたようであります。
ところでこうして植物食のみを勧めると、米だって生きているではないか、野菜だって生きているではないかとの反駁もあれば、その反対に、植物が人間の苦しむように切られていたいと感じ、殺されることを悩むと考えるのは、人間が勝手に自分の感情を植物に移入して想像しているにすぎないという駁論もあります。(同書、p83)
これについての雅春先生の答えは次の通りです。
植物は自分の種族を維持するために、その中の一部分が犠牲(というと変ですが)になるように最初からその生命が計画している。(略)そこで彼らは動物なり人間なりの餌になるものや観賞し得るものを提供して、「種族を反映し保持するために果実の一部分、または種子の一部分を運搬費にあげるから持って行って食べてくれ、その代わりに必ずその一部分は蒔いてくれ」と頼んでいるのであります。
それはその種族の魂が頼んでいるのであって、一個一個の果物や穀粒が言っているのじゃないのであります。(同書、p84)
どのような生物にも「種族保存本能」というものがあります。
人間や動物でも自分を犠牲にして家族を守ろうとする、場合によっては赤の他人でも守ろうとすることがありますが、それは生物学的には種族保存本能と言うべきものであって、宗教的には愛の働きである、と言うべきものでしょう。
ただ、人間が動物は種族保存本能だけで暮らしているわけではない、個体の自我というものがあってやはり食用にされると苦しむのです。
しかし、植物には自我がない。まぁ、スピリチュアル的には植物にも意思があるという話はありますけれども、植物が「私を食べないでくれ」と言ったという話は聞いたことがありません。
それは植物には痛覚がないからですが、どうして動物と違い植物には痛覚がないのかというと、それは種族全体の繁栄のためなのです。要するに、植物は予め動物に食用に供されることを前提として生まれているからこそ、痛覚のような感覚を持っていないのです。
それでも植物の命をむやみに奪うのは良くないのですが、そもそも動物は植物よりもよほど人間に近い存在ですから、動物か植物かどちらを救うのか、と言われれば動物の命を優先的に救うのは当たり前のことです。
しかも、植物の命をむやみに奪っているのは寧ろ肉食者の方なのであります。
肉食のために家畜産業は様々な穀物飼料を与えている。肉一キロの肉を作るのにその何倍もの植物が必要である。そう考えると肉食者は菜食者以上に植物の命を奪っていると言える。
菜食者以上に植物の命を奪っている上に、動物の苦しみと気候変動や食糧危機と言った国際平和を阻害するおまけまでついてくるのですから、肉食と植物食とを同列に論じることは決してできないのです。
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