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2018年6月28日 (木)

根本博中将の役割と国際平和信仰運動について


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 大東亜戦争に関連して『この命、義に捧ぐ』という集英社から出版されている本がある。

 この本は根本博中将を主人公にした本であるが、集英社の高田功氏がこの本を総裁先生に贈呈したことが総裁先生のブログに書かれている。

 それは根本中将が生長の家の信者だからで、実は根本中将は戦後の生長の家の対中政策に大きな影響を与えた人間ではないか、と私は睨んでいる。

 生長の家は未だに「台北政府」を「中華民国」と称しているが、これだと「台北政府」が中国の正統政府であるという意思表示だと国際社会から誤解される。

 そもそも生長の家は大陸にも信徒がいるのだから、国際平和信仰運動を推進する上でこれは良くないし、台湾人にも中華民国の支配を認めていない人がいるのだから幅広い層に布教するためにも「中華民国」の表記は止めるべきである、ということを機会あれば本部講師の方にも行っているのであるが、正式にどの部署に云えばよいのかはわからないので、誰か気付いた方が訂正するのを待っている状態だ。

 かつて生長の家は積極的に蒋介石独裁政権を支持していた。黄文雄さんを始めこの時に「台北政府」の白色テロから逃れ日本に亡命してきた方は多い。

 当時の生長の家の親「台北政府」ぶりはあまりにも異常であり、これについては戦後に根本中将と谷口雅春先生が面会しているという事実が大きく関わっているとの想像はあながち外れていないのではないか。


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 この『この命、義に捧ぐ』は私も中学時代に読んだが、結論から言うと「根本中将を招いたのは実は蒋介石ではなく反中国国民党の台湾同胞であった」という衝撃の真実が記されている。

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 自民党政権も協力していた白色テロ下の情報統制でこうした真実が雅春先生の耳に入らず、結果として生長の家の方針が誤る結果としなったとしても不思議ではない。冷戦という特殊な時代背景を考えると仕方ないであろう。

 ところで総裁先生にこの本を勧めた高田氏は集英社のサイトでこの本の紹介をしている。

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 この『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』は従来の反米左派とは違った目線から(著者は9条改憲論者である)「米軍基地」と「原発」の問題点について触れておられている。

 私はこの本の著者の主張に全面的に賛同するわけではないが、その視点には共感する部分も多い。国際平和信仰運動のあり方を考える上でお薦めの一冊である。


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