龍宮住吉本宮から「天孫降臨皇御国成就」の神符が届きました
今日、龍宮住吉本宮から「天孫降臨皇御国成就」の誓願符(神符)が届きました。ありがとうございます。
龍宮住吉本宮は長崎にある神社で、天之御中主大神・高御産巣日神・神産巣日神の「造化の三神」と住吉大神とを祭祀しています。
この「造化の三神」というのは、『古事記』の冒頭に「独り神」であると記されています。
最近、この「独り神」というのを「独身の神」と解釈される方が少なくなく、皇族の血を引くような方(明治天皇陛下の女系の玄孫としてテレビにもよく出る、憲法学者)でも間違えておられるのですが(その方は國體を学んでおられない方なので仕方は無いですが、本来は国民教養であってほしいものです)、これは「一体の神」である、という意味です。
昨日、私は京都地蔵文化研究所で講演をさせていただき、講演後の懇親会で若干説明させていただいたのですが、『古事記』の文脈上「独身の神」と解釈すると問題があります。そういう専門的なことも、いずれ文章として発表したいと思います。
住吉大神は私の修行していた宝蔵神社の御祭神でもありますが、宝蔵神社では「すみよし」龍宮住吉本宮では「すみのえ」と発音する、という違いがあるそうです。ただ、宝蔵神社神職の先生から「そういう違いがあるのだけれども、拝んでいる実相(本質)が一緒だと判っていれば問題ありません」という旨のことを言われたことがあります。
戒師・佐々井秀嶺上人に啓示を下した龍樹菩薩と、宝蔵神社にある住吉大神の御神像は同じ姿をしておられる、と佐々井上人が言われていましたが、これは仏教と神道の本質が一体であることを暗示しているように感じます。
さて、龍宮住吉本宮で祈らせていただいている「天孫降臨皇御国成就」ですが、これは言葉だけを見ると「日本のことだけを祈っているのか」という誤解をされる方も出てくるかも、しれません。
しかし、この神符にも横に「神・自然・人間の大調和」「宇宙浄化・世界平和」と書いてあることでも判るように、これは日本だけではなく、世界の平和を祈らせていただくお札であります。
ここにおける「皇御国」とは「人と人、民族(たみ)と民族(たみ)、国と国、生物種と生物種が相争うことなく相敬い、相結び、相和し、神・自然・人間の大調和せる地上天国」(龍宮住吉本宮から届いた同封の手紙より)のことであります。
これは龍宮住吉本宮だけの特殊な思想ではなく、「皇御国」の本来の意味を説明した者であって、私は真言宗の法脈を汲む僧侶(沙弥だけど)でありますが、真言密教の即位法文書において天皇陛下は「四洲の衆生を仁恵で覆う」存在である、とされています。
事実、今上天皇陛下も即位礼の際に「国民の幸せと世界の平和を常に願い、国民に寄り添」われることを述べられ、日本だけでなく世界の平和を祈られている、ということを明確に述べられております。
私も天皇陛下への報恩感謝の意を込めて、世界平和実現のために「神・自然・人間の大調和」を目指させていただきます。
すめらみこといやさか
すめらみくにいやさか
すめらみたみいやさか
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