地久節に環境問題へ心を寄せられる皇后陛下のおことばを拝して
今日は地久節(皇后陛下の誕生日)である。宮内庁の公式サイトを見ると、畏れ多くも皇后陛下のおことばが記されていた。
その中で私が注目したのは、次の部分である。
そして今年も残念ながら,豪雨災害などの自然災害が様々な所で発生しました。7月8月の豪雨では,各地で観測史上1位の降雨量を記録し,静岡県熱海市を中心に多くの方が亡くなられたり,行方不明になられたことは痛ましいことでした。亡くなられた方々に心から哀悼の意を表しますとともに,御遺族と被災された方々に心からお見舞いを申し上げます。
世界に目を向けても,気候変動の影響によるものと思われる災害が増加しており,今後の対策がますます重要になってくるものと思われます。このような中で,温暖化予測にも用いられた気候モデルを開発された眞鍋淑郎さんが今年のノーベル物理学賞を受賞されたことはとても意義のあることと思います。地球環境問題は,将来世代の存続に関わる問題であり,今を生きる私たち一人一人の意識や行動が,これからの地球環境に大きな影響を及ぼすものであるとの認識を広めるきっかけとなった眞鍋氏の研究が,高く評価されたことを喜ばしく思います。私自身,大学時代にエネルギー経済学を少し学び,また,結婚前に仕事をしていた頃に気候変動問題を含む環境問題に携わっていたことがあり,気候変動や地球環境の問題の大切さに日々思いを深くしております。
皇后陛下が気候変動について触れておられる。小学生の頃から環境問題に関心を持っていた私としては、未だに皇后陛下を悩ませるほどこの問題を放置してしまっていたことを、心より申し訳なく思わざるを得ない。
皇后陛下のおことば拝し、私も気候変動防止のため精進していきたい。
写真:仁徳天皇所縁の氷室神社(兵庫県神戸市)を参拝する私
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